
ドアの開く向きを変えたい
ドアの開く向きを変えたいという要望は、リフォームの中でたまにあるご要望です。ドアは丁番を軸に回転する様に動く為、その範囲の使い方や動線によって使い勝手が変わるものです。
本来は最適になっているはず
どの住宅も、基本的にはドアは一番使いやすい方向に開くように設計がされている物です。
- 基本的には部屋の内側に開く(廊下側には開かない)
- 開いた時に電気スイッチが押しづらくなったり、他の物に干渉しない様にする
- トイレのみ、外開き(廊下側に開く)中があまり広くないのに加え、急病人が中で倒れた際にドアが開かない事を防ぐ為
とはいえ、向き変更のニーズはあります
元々最適にはなっているはずですが、それが全ての人と生活にマッチするとも限りません。
例えば、ドアの近くに家具を置きたいがドアを開けるとぶつかってしまい外開きに変更したい場合や、ドアを開けた際にクローゼットの前に来るのが嫌というお客様もいらっしゃいます。
基本廊下にはあまり物を置かないので、外開きでもいいというアイデアです。
メリット/デメリット
どちらの向きでも、住まわれている方が一番使いやすい向きがメリットが多いという結論になりますが、気にしないといけないポイントは下記です。
- 開けた先に人の動線が無いか(廊下など、人が通る部分に危険はないか)
- ドアを開けた状態で電気のスイッチの操作など不便はないか
- 開け放った際に邪魔にならないか。例えば換気の為に全開にしたいと思った際に、動線を遮る事などがないか
必要な工事と費用
現在ついているドアの種類や位置により必要な工事は変わります。
詳しくは現地の状況によってしまいますが、下記が主に予想される工事と費用です。
※付け替えるだけであれば簡単な工事ですが、きちんときれいに収めるにはそれ以上に大変な工事と費用がかかってしまいます。
- 付け替え基本工事(丁番など再利用できる場合):20,000円
- 戸当たり移動工事(通常ドア枠は表裏で厚みが違うので、位置が変わった扉に合わせて戸当たりの位置を移動する必要あり):17,000円
- 丁番部品代:既存の丁番が再利用できない場合 :8,000円
- 部品の取り付け跡の簡易リペア(穴埋め、簡易的な色合わせ):15,000円
- 部品の取り付け跡の完全リペア(木目などを元通りに復元):35,000円

総費用としては、52,000円~95,000円の範囲となります。
既存のドアノブ、ハンドルや床付け戸当たり、ドアマン、ダンパーなどがあればそれは再利用する前提で施工費にも含まれています。
ご相談ください
上記価格は参考となりますので、状況をお聞かせ頂いて正確な料金を見積りさせて頂きます。まずはお気軽にお問合せください。